真空包装、包装フィルムのカビやボツリヌス菌が食中毒の原因に

真空包装、包装フィルムのカビやボツリヌス菌が食中毒の原因に
今回のテーマは、

真空包装、包装フィルムのカビや
ボツリヌス菌が食中毒の原因に

について紹介します。

現代社会では、

スーパーや食料品店などでは、

様々な食材や食品を
プラスティックフィルムに包み、

プラスチックの容器に収めて
販売する事が普通です。

確かに清潔そうで美味しそうに
見えるかと思うのですが、

何でもかんでも包装するのが
当たり前という風潮が
日本では加速しているように思います。

実はここに微生物に対する
本末転倒な問題があります。

簡易包装だった時代のメリット

欧米やアジアの国々を見ると、

包装はどんなものでも
非常にシンプルなものです。

日本でも昔はこうした
シンプルなものでした。

野菜と果物は、
箱か大きなザルなどに山盛りに入れて

買う人が欲しいだけとって
求められるようになっていて、

親切なやり方だと思います。

肉やハムは5~10キロと言う
大きな単位で求め、

入用なだけ目方を言うと、

大きな塊を切って

トレーシングペーパーの
2、3倍厚手の半透明な紙に
包んで渡してくれます。

非常にエコに考慮されたやり方です。

しかも値段は非常に安く、
これが昔からの習慣なのです。

一方現代のスーパーで
買えるような食料はみな

過剰包装と言えます。

これもいつか説明するつもりですが、

実は現代人の使う、

プラスティックフィルムと
ラミネートフィルムは
カビだらけなのです。

そのため、本来の目的に反して、

包装する事で食品の微生物汚染が起こり

食中毒に結びつく例は
極めて多いのです。

真空包装、包装フィルムのカビや菌

まさしく伝統的な知恵は、

目に見えない微生物を
味方につける共生という考え方、

に対して現代社会では
微生物を敵視して排除しよう
という考え方の違いなのですが。

人類がどう頑張っても
微生物を除去する事はできません。

むしろ中途半端な除菌、滅菌で
人体に被害を及ぼしてしまうのです。

その典型的な例が
1984年に起こりました。

九州のメーカーが

からしレンコンを真空包装して
販売しました。

真空なら微生物の増殖も
止まるので安全で、

長い間の期間の保存も
できるだろうと、

非常に好評でした。

ところがそれを買って食べた人が
食中毒を起こして、

11人も死亡すると言う
事件が起き大騒ぎになったのです。

ボツリヌス菌という細菌による中毒でした。

ボツリヌス菌が食中毒の原因に

ボツリヌス菌は
土に中にたくさん存在します。

だから当然、根菜である
レンコンにも付着しています。

と言っても、この菌を
間違って食べても発病はしません。

酸素の存在する所では活動
できない性質(これを嫌気性と言う)
を持っているからです。

この菌は、真空状態
でのみ活動し、

増殖すると強烈な毒素を
作り出します。

この毒素は今まで分かっている
微生物毒素(バイオトキシン)
の中で最も強力と言われています。

当初、真空包装、包装フィルムは
こうした微生物やカビ対策として
考えられたのでしょうが、

微生物の無知は危険な事故を
起こしてしまったのです。

真空包装でボツリヌス菌が繁殖

からしレンコンを製造するとき、

高熱の殺菌で確かに細菌は
死滅しているのですが、

いつの間にか間接的に

ボツリヌス菌が包装材料の
フィルムの内部に移行した
のではないかと思われます。

それが真空包装内で繁殖したのでしょう。

からしレンコンを大きな器に
盛って計り売りすれば、

このような食中毒は
発生しないのです。

細菌防止、カビや菌対策の為の
真空包装のせいで、

大きな災いとなった例です。

危険な食中毒を引き起こす
ボツリヌス菌以外で、

比較的身近な嫌気性微生物には、

ぬかみそ内部で悪臭を
発する菌もあります。

しかし、です。
伝統の知恵により伝えられた方法、

ぬかみそを絶えずかき混ぜていれば
酸素が混ざり、

菌が増殖する事もなく、
悪臭を発する事もありません。

生活に大きな影響を
与える嫌気性菌は他にはありません。

私たちはカビや微生物など
の対策方法として、

真空包装、包装フィルムなど
現代のテクニックに勝る

古代の知恵を見直して行く
必要があるのかもしれません。

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