微生物で守られる髪も体も皮膚も石鹸で洗いすぎる事のデメリット

微生物で守られる髪も体も皮膚も石鹸で洗いすぎる事のデメリット
今回のテーマは、

微生物で守られる髪も体も皮膚も
石鹸で洗いすぎる事のデメリット

について紹介します。

前回は、砂遊びをする
メリットということについて、

土は不潔、不健康と言う
思い込みから、

子供が土に触れる機会がなくなり
たくましさがなくなっている
弊害について紹介しましたが、

微生物を敵視して避けようとする
現代社会の風潮には疑問があります。

清潔にすることに過敏になりすぎ
大切なことを見失っている気がします。

朝起きたら顔を洗い歯を磨く、

一日何度も石鹸で丁寧に手を洗い、

毎日お風呂に入り全身を
しっかりと洗う、

というのは現代人にとって当たり前で、

幼少期から親に徹底され、
小学校に入学する頃には
誰もが身に付くようになります。

しかし微生物で守られている
髪も体も皮膚も石鹸などで
洗いすぎる事にはデメリットもあります。

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40日髪を洗わなくても問題なかった

以前私は事故で入院し、

40日間ほど安静状態で
病院のベッドで過ごしたことがあります。

その間、入浴は洗髪はできません。

毎日顔を蒸しタオルで拭き、
体は二日ごとに看護士さんが
蒸しタオルで拭いてくれました。

無事に退院してから、

ようやくお風呂に入れたわけですが、

毛髪はべっとりワックスのを
練り込んだような感じで、

4、5回石鹸を塗り籠み
お湯ですすぎ、

40日分の汚れが取れ、
実にさっぱりした気分になりました。

ところがです。

40日もシャワーを浴びず
髪の毛を放置すれば、

不潔状態で炎症などでるのでは
ないかと心配していたのですが、

頭皮の部分には炎症も
皮膚病のような兆候も全く見られず、

40日洗わなくても
問題は発生しないんだと言う
事が分かったのです。

誰かがホームレスには
ハゲがいないと言っていましたが、

抜け毛などもなく健全なものでした。

石鹸で洗い過ぎることのデメリット

当時は知らなかったのですが、

その後色々と人体や健康に
関する研究を進めて行くうちに、

頭皮には他の皮膚の部分より
100倍も多く微生物が活動し、

好ましくない微生物の発育を
阻止していることが分かりました。

例えば、酵母の一種
ピチロスポラム・オバーレは、

皮膚にカビが発育するのを阻止しています。

お風呂などで石鹸で
ゴシゴシと毎日洗えば、

こうした有益な微生物も
洗い流れてしまうのです。

最近では毎朝シャンプーをして
夜にも入浴すると言う

一日二回お風呂に入る人も増えています。

体を洗うものも石鹸ではなく、

ボディソープなど液状の
製品が多く市販され、

人気を博しています。

旅館やホテルの洗面所や浴室も
しっかりとこうしたものを揃えています。

髪も体も皮膚も微生物で守られる

こうしたメーカの効能書を見れば、

洗浄力が従来の石鹸より遥かに強力で、

体の汚れが良く落ちると謳います。

さらに毛穴や汗腺の奥に潜む
微生物を完全に排除する力が強く、

髪も体も皮膚にも衛生上好ましく、
美しい肌を作ります

というような宣伝文句で、

日本人の清潔志向を誘惑するよな
上手いマーケティングだと関心します。

しかしこれは、

微生物=悪いもの、不潔なもの

という思い込みから来ているものです。

逆に微生物で守られるとしたら、
髪も体も皮膚も石鹸で洗いすぎる事には
デメリットが生まれてくるのです。

昔から

「過ぎたるは及ばざるが如し」

と言いますが、

何事もやりすぎれば
逆効果を生んでしまいます。

そんな洗浄力の強い石鹸で
毎日何回も繰り返して洗えば、

髪も体も皮膚もマイナスの
効果が生まれてしまうのです。

私の知人は一日に、

シャンプーとソープで、

頭皮と体を4、5回洗う
と言っていて驚愕したのですが、

ここまでやってしまうのは問題です。

石鹸で洗いすぎる事のデメリット

髪や体、皮膚など体表全体には、

健康を守る大切な微生物が
驚くほどたくさん、

密集して活動し、人体を害する
病原菌なdの侵入や感染を防止し、

皮膚を守っているのです。

微生物は敵ではなく味方なのです。

人と菌は共生しているのです。

それを全て洗い流してしまうと
どうなってしまうのか、

こうした洗いすぎで起こる
影響についての実験があります。

被験者が両手に石鹸を塗り、

良く擦って泡立ててから
流水で洗い流すということを
五回繰り返し、

両手の皮膚の表面の菌の消長を
培養によって測定してみるという実験です。

手を洗う前には

皮膚の表面1センチ四方あたり
平均して5000~8000個の細菌、
100~200個のカビ胞子が検出されました。

そして一回ごとの洗浄で菌の
減少率は以下のようになりました。

肌を守る微生物がいなくなると…

<洗う前の細菌数を100%とすると>

一回目の洗浄…70%
二回目の洗浄…50%
三回目の洗浄…10%
四回目の洗浄…0%(検出せず)
五回目の洗浄…0%(検出せず)

<洗う前のカビの胞子数を100%とすると>

一回目の洗浄…60%
二回目の洗浄…40%
三回目の洗浄…0%(検出せず)
四回目の洗浄…0%(検出せず)
五回目の洗浄…0%(検出せず)

もっとも被験者の手から検出された
細菌や微生物が全て

いつも手に付いている菌やカビ
(これを常在菌と言う)
かどうかは判断できません。

たまたま付着していた菌も含むでしょう。

それが病原菌であれば
洗い流したことにメリットがあるのですが、

この実験で分かるように、

洗いすぎれば体表のアカや汚れは
完全と言えるほど排除できますが、

それは体表の大切な健康を守る
微生物まで消滅させてしまうのです。

もちろん洗い流したとしても、
再び体表には微生物が住み着くのですが、

そのときガードのいない地表には
病原菌や悪玉菌など有害な
菌がついても守ってもらえません。

これは隙ができてかえって危険
と指摘する微生物学者は多いです。

洗い過ぎるのを辞めると肌がキレイに?

最近私の知人の一人に

皮膚が痒くて困っている
と悩んでいたのですが、

話を良く聞いてみると、

プールに通い出してから、

清潔好きだったため毎日
何回もシャワーを浴びるようになった
と言います。

毎日何回もシャワーで
体を洗えば逆に皮膚の障害が起きる
リスクは高まります。

垢の中になど潜む微生物の
役割のすべてが解明されている
訳ではないのですが、

洗いすぎるのを辞めるよう
アドバイスしたところ、

私の知人の皮膚病は治りました。

同じように洗い過ぎることを辞め
痒みや水虫など皮膚に関する
トラブルがなくなった人は多いです。

足の表面などがツルツルになり
肌が綺麗になったと喜ぶ人もいます。

微生物で守られる髪も体も皮膚も
ほどほどに洗うのが賢明です。

石鹸などで洗いすぎる事には
デメリットの方が多いのです。

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