日本人の文化や生活、健康長寿を守ってきた微生物やカビの力

日本人の文化や生活、健康長寿を守ってきた微生物やカビの力
今回のテーマは、

日本人の文化や生活、健康長寿を
守ってきた微生物やカビの力

について紹介します。

地球上のあらゆる場所に
生息する微生物ですが、

特に日本は微生物に
守られている国とも言えます。

地球上の微生物の中で
カビが占める割合というのは
36%ほどと言われていますが、

研究者や専門の学者により
見解は多少異なりますが、

約7万から8万種類も
いる事が分かっています。

もちろんそれ以上に把握できていない
微生物がいるかもしれませんが、

これはかなりの数と言えます。

悪名高い大腸菌などの細菌は
3000種類ほどで、

微生物の中の0.1%に過ぎないので、

カビというのが微生物の中では

人間の生活に圧倒的に
深く関わっているのです。

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日本は微生物、カビ王国の楽園?

中でも日本は伝統的に
カビ王国だと言われています。

温暖で湿度の高い日本の
気候風土は、

カビにとって生育に適しているからです。

また食文化的にも、

カビを食品製造で
多彩に活用している点でも、

世界に類のない「王国、楽園」などと
言えるのではないでしょうか?

まさに日本人とカビは
共存して栄えてきたのです。

カビは他の微生物と同様、
あらゆる所にいるわけですから、

条件さえ整えば
どこでも生息します。

パンやお餅などの食品はもちろん、

住まいの板壁や柱、塩ビ製の壁紙、
衣服、革製品などにも生えます。

カビの生存力の力は凄まじく、
カビとは関係ないと思われがちな、

アルミニウムやプラスチック、
鉄などにも生えますし、

レンズやガラスにも実は
カビは生えるのです。

こうした非常識な生態にも
今後迫っていくつもりですが、

カビは汚く、弊害にあるもの
と思い込んでしまえば、

付き合い方を間違えてしまうのです。

日本人の文化や生活と微生物やカビの力

カビが生えた物質は、

性質が劣化して、腐食し
ぼろぼろになります。

食品であれば風味が損なわれる
ばかりではなく、

カビの種類によっては毒性のある
成分を作り出してしまいます。

ここはもちろん注意しなければ
行けないのですが、

有害なカビだけではないことも
覚えておかねばなりません。

ちなみに、カビの色は、

おもに胞子の色で、

菌糸の色やカビが産出した
色素のこともあります。

白、赤、青、緑、黒など、

色々な色のカビがある事が
良く知られていますが、

多くの人にとってカビの色は
嫌悪の対象かもしれませんが、

観察して行くうちに
芸術品のように見える事もあります。

シャーレーで培養したカビを見ると、

形や色がそれぞれ個性的で
まさに生きていることを実感します。

日本人の健康長寿を守ってきたカビの力

見た目の印象や腐敗などの働きから、

どうしても悪役のイメージがつき、
なくさなければならないもの、

という思いを持つ人がいます、

確かに一面を見れば
間違ってはいないのですが、

一方で微生物やカビは

私たちの生活や文化を多いに
豊かにしてくれる面もあります。

特に健康長寿には欠かせません。

発酵食品と言われるもの
味噌や醤油、鰹節、漬け物、

清酒や焼酎など日本に古くからある
食品や調味料はみな
カビの働きで作られるのです。

そうです。

私たち日本人はカビを含む
食品を食べて健康を保ってきました。

最近では研究が進み、

これらの食品を中心とする
伝統的な日本食は、

世界に誇る長寿食として
世界中で注目を集めます。

日本人の健康長寿を守ってきた
微生物やカビの力を

我々はもっと見直すべきかもしれません。

こうした先人の知恵を研究すればするほど、

その深さに驚嘆すると共に、

カビの恩恵を感じざるを得ません。

カビは病気を遠ざけ、健康を守る
面でも役立っているのです。

始めての抗生物質である
ペニシリンは、

青カビを原料として作られた
ことは良く知られていますが、

日本人の文化や生活、健康長寿を
守ってきた微生物やカビの力を

これからもっと探って行きましょう。

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