なぜ生物時計、体内時計を備えるのか?定義や生存の為の理由

なぜ生物時計、体内時計を備えるのか?定義や生存の為の理由
今回のテーマは、

なぜ生物時計、体内時計を備える
のか?定義や生存の為の理由

について紹介します。

私たちの体には

なぜ、何の為に、

体内時計、生体リズムが
備わっているのでしょう。

その理由を少し考えてみましょう。

動物や植物というのは、

腕時計を持たないのに、
時刻を知り、時間の長さを
測る様々な仕組みを持っています。

地球に生きる生命は、

全て生物時計を持ち、

様々な形で時の流れを刻み、
時を意識し、時の流れを
読み続けているのです。

そしてもちろん人間も同じです。

スポンサーリンク

体内時計の定義や特徴

生物時計にはいくつか
特徴があります。

時間生物学では、

生物時計である為の
必要条件として、

以下の3つの特徴が備わって
いる事と定義しています。

1)

他から時刻情報を受け取る事なく、
自動的に時を刻み続ける能力がある事、

2)

環境(とりわけ周囲の温度)
に左右される事なく、

リズムが安定的である事

3)

本当の時刻とズレたとき、
時計の針を合わせる(調整する)
事ができる事、

この三つです。

なぜ体内時計が必要なのか?

一般に物理、科学の法則では、

温度が下がると、
例えば酵素反応の反応速度は
数分の1まで遅くなります。

しかし生物時計の場合には、

環境温度に関係なく
24時間周期のリズムが保てるのです。

(医学用語でこれを温度補償性と言う)

例えば、

冬眠のとき、クマの体温は
かなり低くなります。

雪の下で眠っている
だけですから、

時刻など知る必要は
ないように思いますが、

それでも生命のリズムは
一定の周期で、

時を刻み続けているのです。

なぜ生物時計、体内時計を備えるのか?

生き物は一体何の為に、

生物時計という精巧な、

不思議なシステムを
身に付けているのでしょうか?

それは、

分刻みのスケジュールに
追われる現代人はもとより、

動物や植物も、時刻を
知っておく事が、

様々な面で有利だからです。

例えば、

外敵のいない時期を予知し、

その時間帯に活動すれば、
天敵から身を守る事ができる
確率が高くなります。

地球上に住む全ての生物が、

時計機構を見に付けているという事は、

或は時刻を知らない生物は、

生存し生き残る事ができなかった
事を示しているのかもしれません。

種の保存に必要な体内時計

生物時計が必要な理由として

時間生物学の視点からは、

次の2つの事が推測されています。

第一の理由は「種の保存」を
有利にする為です。

植物や動物は生物時計を使って、

開花の季節や交尾の時期を
測っているのです。

生物時計から
朝の時刻と夕の時刻を知り、

その差から日照時間を計算し、
季節の変化を察知しています。

妊娠期間の長短に関わらず、

ほとんどの動物は、

1年のうちで最もエサが豊富な、
春から夏至までの間に誕生します。

妊娠期間の長さに合わせて

鹿やヒツジや霊長類の
発情期は秋に、

妊娠期間が11か月と長い
馬の発情期は春に
設定されているのです。

生物時計の生存の為の理由

第2の理由は

「個体の生存」に不可欠
であるとの考えです。

細胞が生命活動を
円滑に営む為には、

そのエネルギーは、

多ければ多いほど好都合です。

しかし、保存している
エネルギーには限りがあります。

そこでエネルギーを
効率よく利用する工夫が
必要になって来ます。

例えば、

ラットの肝臓の細胞では、

グリコーゲン合成のピークは
ラットの活動期になるように、

一方、タンパク質合成の
ピークは休息期になるよう
仕組まれています。

このように細胞活動の
一つ一つが、

生体リズムに従って24時間
のスケールに分割されています。

そして順序よく秩序だった
生命活動を営むことにより、

保存しているエネルギーを、

最大限に利用する事ができるよう、
工夫されているのです。

なぜ生物時計、体内時計を
備えるのか?

こうした定義や生存の為の
理由を踏まえ、

健康長寿にどう活かして行くか?

その秘密にも迫って行きましょう。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こちらの記事もおススメ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。