高齢期、老年期に大切な生きがい、生きる意味、目的と人間関係

高齢期、老年期に大切な生きがい、生きる意味、目的と人間関係
今回のテーマは、

高齢期、老年期に大切な生きがい、
生きる意味、目的と人間関係

について紹介します。

生きがいというのは

その人にとっての人生の
意味や目的の事です。

ナチスの強制収容所で
暮らした経験を持つ

精神医学者フランクルは

過酷な収容所生活でも

生きる意味を持っている人は
最後まで自分らしく生きていた
と述べています。

生きがいというのは、

その人が自分らしく
生きるために必要なものだと言えます。

しかし老年期は生きがいを
失いやすく、

ある調査によると、

定年以降、生きがいを
感じている人の割合が
減っていくと言います。

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高齢期、老年期も成長、発達する

年齢を重ねるにつれて
人の記憶力は衰え、

物忘れはひどくなると言われています。

事実多くの人が
そういう経験しているでしょう。

キャッテルという心理学者は

知能は流動性知能と
結晶生知能に分けて考える事が
出来ると考えました。

流動性知能とは、

大脳神経の働きを
基礎とする生得的能力の
影響を受けて発達していく能力で、

未知の課題や、これまで経験
した事がない状況に対処する際に
働く知能の事を指します。

例えば、

瞬時に物事を記憶するような
作動記憶は流動性知能です。

しかしこの流動性知能は
加齢の影響を受けやすく、

高齢期、老年期になれば
徐々に低下すると考えられています。

それに対して結晶生知能は、

教育、学習、経験などの
社会文化的機会を通じて蓄積し、

発達していく能力であり、

通常の加齢ではほとんど
低下しない知能です。

高齢期、老年期は生きる知恵が豊富

以前にお婆ちゃんの知恵を
集めた書籍が出版され、

ブームになった事がありますが、

手際の良い家事の
やり方や生活の知恵を
お婆ちゃんが教えるというもので、

これは結晶性知能に当たります。

この知能は、

実践的知識や問題解決能力、

人生をより豊かに生きていくために
今までの知識を応用させる能力
とも言えます。

結晶性知識の変化は
個人差が大きく、

教育歴や健康状態、生活環境

と言ったこれまでの
生き方から影響をうける
と考えられています。

さらに興味深いのが、

内閣府の平成18年の調査

「高齢者の生活と意識に
関する国際比較調査」

によれば、

60歳以上のアメリカ、フランス、
韓国、ドイツ、そして日本の

高齢者が自分をどれくらい
健康だと思っているか尋ねた所、

64.4%の日本人高齢者が
五カ国の中で一番

自分は健康だと思っている
という結果が出ました。

また

「病気がちで寝込む事がある」

の解答が一番低いのも
日本でした。

つまり高齢者は病気がちで
物忘れがひどく、孤独、

と言った俗説は
日本の高齢者には当てはまらない

とも言えるのです。

高齢期、老年期に大切なのは人間関係

生きがいを感じるかどうかには

人間関係と深い関わりがあります。

内閣府の調査によると

友人や仲間がたくさんいる人ほど、
生きがいを感じていると言います。

老年期は退職を迎える事で、

人間関係が大きく変化しますが、

生きがいを得るためには
仕事以外の人間関係を
広く築いていく事が大切だと言えます。

また、

「健康状態が良い」
「自主的な活動に参加した事がある」

という人も生きがいを
感じる度合いが高いです。

出来る限り健康を保ち、
積極的な気持ちで過ごす事が
生きがいの実感につながるのです。

高齢期、老年期に大切な生きがい、生きる意味

中年期までは、

仕事や育児が生きがいと言う
人も多いでしょう。

では老年期はどうでしょうか。

高齢者がどんな時に
生きがいを感じるかを調べた所、

「趣味やスポーツに熱中している時」

が最も多く、

次いで、

「孫など家族との団らんの時」
「友人や知人と食事、雑談している時」

となりました。

これらの他、

カルチャーセンターや
社会人大学で学んだり、

サークル活動に参加して
生きがいを見出す人もいます。

知識や経家を活かして

パートタイムで働く、
ボランティア活動に参加するという人もいます。

ただ、新たな生きがいは
急には見つからないし、

人間関係もすぐに作れる訳ではありません。

老年期までに新たな生きがいを
探したり、

人間関係を作っておく事が、

心豊かに老年期を
過ごすための鍵となるのではないでしょうか。

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