心理学者ピアジェによる幼児、子供の思考の発達段階理論の特徴

心理学者ピアジェによる幼児、子供の思考の発達段階理論の特徴
今回のテーマは、

心理学者ピアジェによる幼児、
子供の思考の発達段階理論の特徴

について紹介します。

1896年にスイスで生まれたピアジェは

10歳で既に白スズメに関する
論文を発表し、

1918年に軟体動物研究で
博士号を取得しています。

彼は子供の思考の発達過程を
系統立てて明らかにし、

発達心理学の発展に
非常に大きな貢献をしました。

具体的な彼の理論は

4段階から構成された
思考の発達段階です。

そのなかでも前操作期に見られる
自己中心性、アミニズム、
物の保存の概念は

幼児期の子供の特徴を
的確に説明しています。

子供の養育に日々関わる
親や教師は

ピアジェ理論をしっかりと
理解しておく事で

子供とよりよい
関わり方が出来るはずです。

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ピアジェによる思考の発達段階

・感覚運動期(0~2歳)

原始反射を使って
外界へと働きかけをする、

例えば、口唇探索反射を使って
おっぱいを飲むなど。

そして単純な動作を試行錯誤しながら
何度も繰り返す「循環反応」が見られる、

徐々に二つの動作を合わせて
目的をスムーズに達成できるようになる。

・前操作期(2~7歳)

自分の立場から見た関係
なら理解できるが、

他者からの見方を理解できない、

思考の規準が子供自身にある
(=自己中心性)

イメージによって思考をする時期、

無生物にも生命があると思う
「アニムズム」という考え方を持っている。

物の保存の概念が不十分で、
見た目で惑わされて判断をし

論理的に考える事が難しい。

・具体的操作期(7~11歳)

保存の概念が確立される

見た目ではなく論理的に
物事が考えられるようになり、

複雑な関係性も理解できるようになる。

物事をカテゴリーによる
一つのまとまりとして捉える事も
出来るようになる。

例えば、

ブルドッグ、テリア、秋田犬は
すべて「犬」というカテゴリーに
属していると理解できる。

・形式的操作期(11歳~成人)

抽象的な概念であっても

仮説を立てて系統的に
見ていく事で論理的に
物事が考えられるようになる。

赤ちゃんはどうやって思考を発達させるか

赤ちゃんは繰り返しが大好きです。

一つのおもちゃをずっと
しゃぶっていたり、

ガラガラを振り続けたり、
扉の開け閉めを繰り返したり、、

大人から見れば、
よく飽きない物だと不思議に
思うほどです。

赤ちゃんが繰り返し同じ事をするのは
単純に楽しいからで、

自分の行動によって

何かを感じたり変化したりするのが
面白くて仕方がないのです。

例えば、

ガラガラを手にしている時

偶然音が出たとすると
赤ちゃんは驚きます。

自分の動きによって

「音が鳴る」という環境の
変化が生じたためです。

さらに母親など周りの人が

「上手に鳴らしたね」

と褒めてくれるとします。

するとそれらによって
赤ちゃんは

「心地の良さ」「面白さ」

と感じます。

そして同じ事を繰り返すうちに

「こうすれば、こうなる」

という事を覚え、
行動パターンが増えていくのです。

子供の思考の発達の特徴

ピアジェによれば、

感覚運動期はまだ
言葉がつかえないため

「見る、舐める、触る、たたく」

など、あらゆる感覚を使って
物事を認知していると言います。

赤ちゃんの繰り返しの行動(循環反応)は

感覚運動期に特徴的な物で

生後一ヶ月頃から見られます。

発達が進むと

他人からの働きかけに
応じるようなります。

例えば、

生後6か月頃の赤ちゃんは

「いないいないばあ」

をとても喜びます。

手で隠された顔がいつ出てくるかを
期待しながら待つ、

これは他人からの働きかけに応じ、

それに専念できるように
なった事を示しています。

また短期の記憶力も発達しており、

さらに発達が進めば、

寝たフリや食べたフリなども
出来るようになります。

これは頭の中にイメージを
描けるようになった証拠だと
考えられます。

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