子供を激しく怒る親、威厳があり厳しく叱る親の特徴と違い

子供を激しく怒る親、威厳があり厳しく叱る親の特徴と違い
今回のテーマは、

子供を激しく怒る親、威厳が
あり厳しく叱る親の特徴と違い

について紹介します。

確かに子育ても、時代の
トレンドや風潮というものが
あります。

何れにしても、

子供を将来立派な大人にしたい、

という思いは共通のようですが、

そのやり方自体は少しずつ
変化しているようです。

ある評論家が、

「父権回復」というテーマで

親はもっと怒りなさいと
主張している人が、

そう考える根拠をこんな
エピソードを紹介する事で
述べていました。

ある日のことです。

小学生の子供の所へ、
友人が訪ねてきたときの事でした。

子供が出てくるのを
待っていた友達は、

険しい怒鳴り声を耳にしました。

それは、その家のお父さんが息子を
叱りつけている声だったのです。

その言葉を聞いた友達はびっくりして
泣き出してしまったというのです。

なぜならその子は今まで
親に怒られたことがなく、

ショックを受けてしまったのです。

こうした子供は増えているようです。

それはきっと、
最近の父親が優しすぎて

子供を叱る事が
できないからでしょう。

だから、叱られたのが
自分ではなく友達だったのに
泣き出してしまったのに違いない、

お父さんしっかりしてください

もっと子供に対しても
怒らなければならない、

という訳です。

スポンサーリンク

怒る親と叱る親の特徴と違い

この主張を聞いてどうでしょう?

私は少し違和感を感じました。

この主張は、父親の存在を

カトリックで言う父親的な神と
同一視した形で表現されて
いるように思われます。

父親=怒る怖い存在、、

だからこそ子供は言うことを聞く、

と言うようなパターンです。

今は亡き作家の遠藤周作さんは

この父権的な怒る神を
慈愛の神、寄り添ってくれる神、

むしろ聖母マリア的なものに
変えた人ですが、

キリスト教の神は実に良く叱ります。

しかし、父なる神を信じ、
信頼していれば、

それを受け入れる事ができます。

ですから、前回紹介した
父親に叱られた子供も、

父親に対する絶対的な
信頼感があれば、

それを受け入れる事ができるでしょう。

もちろん、叱られたときは
悔しい思いもするでしょう。

反発する気持ちにもなるでしょう。

しかし、日頃の親子の
付き合いがきちんとしていれば、

反抗して泣いたり、
暴れたりする事もないでしょう。

一方で、泣いてしまった友達は
その父親と何の関係もないのですから、

信頼感の持ちようもありません。

ですから、思わず泣いて
しまったのではないでしょうか。

つまり、冒頭の主張は
論理のすり替えがあるのです。

怒る事と叱る事は
似ているようで大きな違いがあります。

威厳があり子供を厳しく叱る親の特徴

私はよく、怒る親よりも
権威ある親にという事を紹介します。

それは、怒ってはいけない
というのではなく、

怒る前に権威を持ってほしい、

権威のある親の姿を見せて、

子供との信頼関係
結んでほしいという事です。

子供を激しく怒る親というのは、
たいてい自分本位で怒ってしまいます。

自分の感情に任せて
子供に起こってしまうのです。

それを教育と言い訳しますが、

やはり自分本位と子供のため、

では全く異なるわけです。

厳しく叱る親というのは
あくまで子供ために怒るのです。

子供が何かを学び成長するために
あえて厳しい言葉を言う、

つまりそれが叱ると言うことです。

厳しく叱る親に育てられた子供の特徴

親と子の関係に、
揺るぎない信頼があれば、

子供は叱られても、
それに対処する事ができます。

以前、

中村勘九郎さんが

幼い二人の息子さんの
芸を叱って

冷たく突き放している場面を
テレビで見た事があります。

お母さんも

「あなたたちが悪いのだから
仕方がないわね」

と黙って見ているのです。

あんなに小さい子をあんなに
きつく叱らなくたっていいのに、、

というのが正直な感想でした。

しかし、やがて子供たちが
お父さんの前にひざを並べて
頭を下げているのを見て、

この世界の厳しさを垣間みる
思いがしたものです。 

やはり厳しい世界で
一流として活躍するためには、

甘いことばかり言ってられません。

中村勘九郎さんの家に限らず

歌舞伎役者や狂言師の
家に生まれた人は

成長して一人前になった時に

異口同音に語るのは
親から受けた修行の厳しさです。

怖い親でしたというのですが、

その厳しかった親への
感謝の言葉も同時に出てくるのです。

親と子の間に、

羨ましいほどの信頼感が
あるのだと思ったものでした。

あれがお父さんがただ
感情に任せて怒っていれば、

子供たちも素直に受け取れないでしょう。

子供を怒る親より叱る親を目指そう

ですから、

お父さんももっと怒りなさい
と言われて、

ちょっとやって見るかとばかりに
慣れない事を急にやろうとしても
無理な話しです。

それよりもまずやらなければ
ならないのが、

自分に対して厳しくする
と言うことでは無いでしょうか。

自分を厳しく律して
自分の成長を課せるからこそ、

他人に対しても厳しく
接することができるわけです。

『巨人の星』のお父さんの
星一徹もよく飛雄馬を怒り、
ときには殴ったりもしています。

それがうまく行ったのは、

二人の間に共通の夢があり、
信頼関係があったからに
他ならないのです。

そして何より一徹本人が
自分に厳しい人だったわけです。

繰り返しますが、

友達が叱られているのを見て
泣き出したのは、

叱られる事がないからだ
というのは間違いです。

そして泣かないから賢い
という事もありません。

むしろ親に叱られた時に
どう対処するか工夫できる子が
賢い子供だと言えるでしょう。

親もただ怒るのではなく、

愛情と信頼関係を持って
そして子供のために叱る事のできる
そんな親を心がけるといいでしょう。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こちらの記事もおススメ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。