闘争と逃走のストレス反応は神経や心理状態を一気に変える

闘争と逃走のストレス反応は神経や心理状態を一気に変える
今回のテーマは、

闘争と逃走のストレス反応は
神経や心理状態を一気に変える

について紹介します。

私たちは今でも原始時代から
引き継がれた危機管理システムが
脳内に備わっています。

「逃走と闘争の反応」と呼ばれる
ストレス反応は、

例えば平原で捕食動物など天敵と出会ったとき、

「踏みとどまって戦うか、一目散に逃げるか」

という状況下で生き残るために
本能レベルから神経状態や心理状態を変えます。

そして前回まで
メンタルタフネスを鍛えるための
4つの心理状態を紹介しているのですが、

ローネガティブ、
ローポジティブ、
ハイネガティブ、
ハイポジティブ、

今回紹介する心理状態は、
ハイ・ネガティブな状態です。

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逃走と闘争の反応の心理状態

このハイ・ネガティブ、状態では、

あなたの前に立ちはだかる物事、邪魔する物事全てに、
あなたは立ち向かう準備が出来ています。

この状態は有名なアドレナリンの急増の状態、

いわゆる闘争と逃走の反応の状態です。

エネルギーは満ちているのですが、
当たり構わず噴出してしまう。

例えばスポーツでは、
ハイネガティブな状態のバッターは
メガトン級の力を込めて思いっきりスイングをします。

仕事の場面でも、

連絡すべき相手に電話をし
相手が忙しいと分かると、

がちゃんと受話器を投げつけ、

「どうしたの?」とたずねた隣の人に
当たり散らしてしまうような状態です。

この状態は牙をむいたライオンに襲われたときや、
似たような脅迫に対処する場合の身体の反応と同じです。

消化器官から血が引いて、
筋肉にはエネルギーが与えられ、

それによって恐ろしいライオンと戦うため

或いはダッシュで逃げるため
早く走れるような状態を作るのです。

これが、ハイネガティブな状態です。

アドレナリンの神経に与える作用

強烈なストレスを受けた場合、
私たちの副腎からストレスホルモンが生まれます。

そして最初に分泌される
ホルモンがアドレナリンです。

アドレナリンは
全身の神経に素早く状態を変えるよう伝え、

筋肉や脳に血液を送り込むために
心拍数や血圧を上昇させる一方、

出血を少なくするために
血管を収縮させます。

さらに呼吸を短く、早くさせます。

まさに臨戦態勢です。

戦うか逃げるかに
すべてのエネルギーが集約されるのです。

そしてやがて緊急時のストレスは去ります。

するとアドレナリンなど
ストレスホルモンの分泌もストップし

神経も心理状態も脳も身体も
平常時に戻っていきます。

このようにストレスホルモンは

危急時のストレスにおいてなど
ある意味役立つものなのです。

ハイネガティブは現代でも使えるか?

何年もの間、
ハイ・ネガティブな状態と言うのは
人間が直面する挑戦に対する適切な反応でした。

狩りをする時、

獲物と戦うか逃げるかを
瞬時に判断して

臨戦態勢を作る。

しかし、時は流れ、

人類はそこまでの危機的状況が
訪れる事は少なくなりました。

現代でも「闘争と闘争の反応」に出くわす
そうである場面もあります。

ただ、
それは莫大な犠牲をも引き出すのです。

ハイ・ネガティブな状態で、
エネルギーは当面の力のために
未来の幸福を犠牲にする事になるのです。

エネルギーを無駄に浪費することになるのです。

本来、必要以上に怒る事も
必要以上に怖がることも必要ない場面で

このハイネガティブ状態に
なってしまう人もいます。

しかしそれによって普段出すべき
パフォーマンスが得れなくなるとしたら…

これは非常に
もったいないこととも言えるのです。

ハイネガティブはコントロールしよう

現代社会においては
ハイネガティブ状態は
ある程度コントロールすべき状態です。

ハイネガティブの状態で
過ごす事が多い人と言うのは、

いつでも急いでいて、思い通りにならない事、
何にでも、いつも怒りだしてしまうようなタイプです。

本来、「闘争と闘争の反応」が
発揮する必要のない場面で

必要以上にストレスホルモンが分泌するのです。

こういう人は、
心臓発作で死ぬ確率が通常の3倍も高く、

潰瘍、高血圧、その他ストレスの副産物で
早死にしてしまうとも言われています。

でももちろん、

ハイネガティブな状態が
適切に動く場合もあります。

強盗に襲われた、
事故に巻き込まれた

命を脅かすような状況において、
ハイ・ネガティブがしばしば効果を上げるのです。

即死確実の危機をわずかな生存への
見込みへと変える事があるのです。

ただ、
心理エネルギー状態をどのように
コントロールすべきか分からないような人は、

即死の危機とは程遠いような、

駐車スペースが見つからない、、
渋滞に巻き込まれた、、
書類が見つからない。。

そう言った状態にでも

ハイ・ネガティブな状態を
引き起こしているのです。

このハイ・ネガティブ状態というのは

ローポジティブ、ローネガティブ
と言った状態よりもうまく行動します。

行動のエネルギーではあるので、

例えネガティブであろうとも、
エネルギーが高い状態と言うのは、
良い結果を出せるのです。

しかしそれは不安な状態での行動なので、

次回紹介するハイ・ポジティブな行動の
成果には遠く及ばないのです。

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